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THINK SOUTH FOR THE NEXT

環境や平和、チャレンジスピリットの次世代への継承をテーマに1989年7月~1990年3月3日4000マイルを踏破しゴールした米・英・仏・露・中・日6名の南極横断国際隊は、犬ぞりによる横断達成後、全世界に「THINK SOUTH(言葉や文化、民族、国境の壁を越えて人類は協力し合える!)」というメッセージを発信しました。あれから30年、オリンピックを目前に控えた“日本”から世界に向けて、「THINK SOUTH FOR THE NEXT」という新メッセージを携えて再始動。 2019年11月10日 東京国際フォーラムにて「東京宣言」を発表しました。


南極大陸横断国際隊による東京宣言
2019年11月10日 東京国際フォーラムにて


1989年12月、我々南極大陸横断国際隊は、4000マイルにおよぶ歴史的な南極大陸横断の中間地点である南極点に到達し、次のメッセージを世界に向けて発信しました。


我々南極大陸横断国際隊は、今日南極点に到達しました。
そして今、世界が一つに交わるこの南極点から、世界の人々にこのメッセージを送ります。
人はたとえこの困難な状況においても、民族、文化、国家を超えて共に生きていける。そして、我々南極大陸横断国際隊の精神が、よりよい世界の構築への一助となることを心から願います。
この平和の精神が、子午線のように世界中に広がって、全地球を覆ってくれることを祈りながら。


以来我々6人は、南極大陸の環境の悪化が深刻なスピードで進んでいる事実を目の当たりにし、その危機感をそれぞれの立場で発信してきました。30年前に横断したルートの最初の200マイルの大部分の氷は崩落し、海と化しています。我々と同じ横断ルートでの挑戦は、今では不可能となっています。南極点に共に立ってから30年、南極大陸と世界の橋渡し役として、この現状を世界にアピールしようと、南極大陸横断国際隊は、ここに再び集結しました。地球全体の環境に大きな影響を及ぼす極地の氷や海を守るため、今すぐこの現状に目を向け、直ちに行動を起こす時が来ています。


我々は、日本で迎えた30周年という記念すべきセレブレーションを「THINK SOUTH FOR THE NEXT」と名付けました。この先30年、既存のエネルギー源の使用を最小限に抑え、将来必要になるエネルギーを、新しいテクノロジーを創り出すことを次世代に託します。危機感を抱く若者を応援・激励するとともに、人類の未来を担う彼らに感謝したいです。
我々は今日1997年に採択された京都議定書の重要性を改めて確認し、2017年のパリ協定を強い意志をもって支持することを表明します。あらゆる手段で二酸化炭素排出の大幅削減を実現するため、世界各国の市民ひとり一人が方策と独創性を注いで取り組むよう切望します。
状況は切迫しており、大変困難な挑戦ではありますが、まだ道は閉ざされていません。今こそ我々は勇気を持ってその道を進まなければなりません。ひとり一人が重要な役目を負い、大きな影響力を持っています。誰であろうと、どこに住んでいようと、何をしていようと、みんなで力を合わせれば世界を救うことができるのです。




主催:株式会社DACホールディングス、株式会社ゴールドウイン
後援:国立極地研究所、文部科学省、環境省、外務省、朝日新聞、日本極地研究振興会

1989年南極点に到達した南極横断国際隊メンバー。左より舟津圭三(日本)、ジャン・ルイエチエンヌ(フランス)、ウィル・スティーガー(米国)、チン・ダホ(中国)、ジェフ・サマーズ(英国)、ヴィクター・ボヤルスキー(ソ連 現ロシア)




2019年11月東京国際フォーラムにて再集結した南極横断国際隊メンバー。左よりウィル・スティーガー(米国)、ヴィクター・ボヤルスキー(ロシア)、チン・ダホ(中国)、ジャン・ルイエチエンヌ(フランス)、ジェフ・サマーズ(英国)、舟津圭三(日本)

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